天空戦記シュラト(アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『天空戦記シュラト』とは、タツノコプロが製作し1989年4月から1990年1月にかけて放映されたインド神話をベースにしたファンタジーアニメである。インド神話によく似た異世界「天空界(てんくうかい)」を舞台に、天空界を守護する戦士集団「八部衆(はちぶしゅう)」の1人・修羅王(しゅらおう)の生まれ変わりである少年日高秋亜人ことシュラトが天空界に召喚され、その裏でうごめく陰謀に巻き込まれていく。漫画『聖闘士星矢』の影響を受けた美少年キャラが鎧を装着して戦う「鎧もの」の1作である。

幻夢衆(げんむしゅう)

サラスとマユリの所属先。調和神ヴィシュヌ直属の諜報部隊。およそ1000人で構成されている。現頭領はマユリ。
ノベライズ版では設定が異なっており、十二羅帝の1人・幻帝ミトラ率いる直轄部隊となっている。

八大明王(はちだいみょうおう)

デーヴァ神軍に所属する部隊の1つ。
不動明王、降三世明王、軍荼利明王、大威徳明王、大輪明王、馬頭明王、無能勝明王、歩擲明王の8名によって構成された戦闘集団。デーヴァ神軍最強クラスの戦闘能力を有する。
しかし、1万年前の大戦で不動明王アカラナータ、降三世明王トライロー、軍荼利明王クンダリーニの3名がアスラ神軍に寝返り、残りの5名はアカラナータ達によって殺害されたため組織として壊滅した。
名称の由来は、仏教において八方守護を司る8体の明王から。

十二天聖(じゅうにてんせい)

デーヴァ神軍に所属する部隊の1つ。マリーチ、ニリハリの所属先。
デーヴァ神軍の防衛部隊。編成人数は12名で、天空殿の十二方位に各1名ずつ配備されている。大戦後はインドラの指揮下にあり、インドラ直属の親衛隊の1つとなっている。

十六大護(じゅうろくだいご)

デーヴァ神軍に所属する部隊の1つ。
デーヴァ神軍の砲撃部隊。大戦後はインドラの指揮下にあり、インドラ直属の親衛隊の1つとなっている。
16名で構成されており、「転法輪」という秘術を使用した強烈な砲撃を得意とする。転法輪を使用する「八護輪」、護衛を担当する「四方使」「四獣使」の3分隊で編成されている。

四天王(してんのう)

デーヴァ神軍に所属する4人の将軍。毘沙門天将、広目天将、増長天将、持国天将の4名で構成されている。アニメ本編には未登場。ノベライズ版では増長天将ヴィルーダカのみが登場している。
名称の由来は、仏教で東西南北を守護する4人の守護神から。

十二羅帝(じゅうにらてい)

ガイの背後に控える十二羅帝達。

天空界最強の実力を誇る12名の神将で構成された部隊。雷帝インドラもこの1人。実力は八大明王や八部衆よりも格上。
アニメ本編に登場したのは、アスラ神軍に所属する雷帝インドラ、冥帝ビカラ、日帝アンテラ、月帝サンテラ、地帝ハイラ、火帝クビラ。
ノベライズ版ではデーヴァ神軍側に幻帝ミトラ、水帝ヴリトラ、霧帝メキラ、アスラ神軍側に風帝バサラが登場している。アニメ本編・ノベライズ版にも登場していない十二羅帝は木帝と金帝。幻帝ミトラ、霧帝メキラ、水帝ヴリトラ属するデーヴァ神軍派と冥帝ビカラ、日帝アンテラ、月帝サンテラ、地帝ハイラ、火帝クビラ、風帝バサラのアスラ神軍派に分裂し対立状態となったため、組織として崩壊している。
アニメ本編ではガイと共にブラフマーの神甲冑の元へ向かうシュラト達の前に立ちはだかる。八大明王よりも圧倒的な実力でシュラト、ヒュウガ、レイガ、リョウマを苦しめるが最終的に全員倒された。

アスラ神軍関連

異動宮(いどうきゅう)

アスラ神軍の本拠地にして破壊神シヴァの居城。
異空間に存在していたため、当初ヴィシュヌはその居場所を掴めずにいた。サラスとマユリはヴィシュヌの命を受け、異動宮の行方を追っていた。ヴィシュヌがインドラにかけられた石化の術が解けた後、天空樹の下から出現する。

魔神将(まじんしょう)

アスラ神軍に属する戦士の呼称。
その正体は、破壊神シヴァの呪法で「黒のソーマ」を纏わされた元デーヴァ神軍達。性格は冷酷かつ残忍そのもので、戦いを好む。
冥帝ビカラによって封印を解かれ、天空界を襲撃する。

獣牙三人衆(じゅうがさんにんしゅう)

アスラ神軍に所属する戦士集団。
元八代明王の戦士である不動明王アカラナータ、降三世明王トライロー、軍荼利明王クンダリーニの3名で構成されている。全員が破壊神シヴァによって「黒のソーマ」を纏わされている。他の八大明王を殺害した後、アスラ神軍に寝返った。1万年前の神将ゆえ、レイガをはじめとした現在の神将達はその存在を知らなかった。ただヒュウガは以前、ヴィシュヌから存在自体は聞いたことがある。
1万年前の大戦で、ヴィシュヌによって明王の像に封印されていた。1万年前の大戦では先代八部衆とも戦っており、不動明王アカラナータは先代龍王を倒している。本編ではシュラト抹殺を目論むインドラによって封印を解かれ、シュラト一行を襲撃した。シュラト一行を圧倒的な力で追いつめるもトライロー、クンダリーニはそれぞれ倒される。アカラナータはリョウマに一度倒されるもしぶとく生きており、その後アスラ神軍との戦いに姿を現し参戦。天空殿を守護するレンゲ、ダン、クウヤを圧倒的な実力で追いつめるが、ブラフマーの神甲冑を継いだシュラトによって倒され最終的に全滅した。

明王合身(みょうおうがっしん)

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