藍坊主

藍坊主のレビュー・評価・感想

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藍坊主
10

藍坊主は青春の塊

「藍坊主」は、神奈川県小田原市出身のバンドです。結成当初はブルーハーツのコピーをしていたことがバンド名に関係していると言われています。読み方は「あいぼうず」と間違われがちですが「あおぼうず」です。

彼らの音楽はストレートでどこか泥臭い歌詞と、青春パンクに始まります。爽やかな駆け抜けるようなメロディーが特徴です。
時が経つごとに少しずつ泥臭さが抜けていきますが、ストレートな歌詞は変わりません。いつもどこか懐かしくホームタウンに戻ってきたような感覚に浸ることができます。

大まかに言えばストレートで分かりやすい曲が多いですが、中にはポップでかわいらしいが世界の根底を表現していたり、聴く人ごとに解釈の仕方が変わってくるような不思議な世界観を描いた曲もあります。
全てが藍坊主の曲ではありますが、全く違うような印象を与えられてしまうのも魅力のひとつではないでしょうか。

また、映像作品や絵本などの作品制作にも音楽で関わっており、その活躍は幅広いものとなっています。
全国ツアーも年に1回ほどのペースで行っており、その他にもアコースティック体制でライブハウスではなくバーやカフェなどでイベントを行うことも増えて、ファンとの距離感も近いものとなっています。
今後も彼らの生み出す青春を思い出させるような、真っすぐで熱い、しかし爽やかな音楽が楽しみで仕方ありません。

藍坊主
10

葛藤と向き合い生きる希望を歌い貫いた青春・哲学系ロックバンド

hozzy(Vo)、田中ユウイチ(Gt)、藤森真一(Ba)、渡辺拓郎(Dr)の4人からなるバンド「藍坊主」(あおぼうず)は、1999年バンドを結成、2004年トイズファクトリーからメジャーデビューし、2015年自主レーベル「Luno Records」を設立した現在も活動中のロックバンドです。
これまでにシングル17枚、アルバムおよびミニアルバム12枚をリリースしており、青春時代の悩み、生活の葛藤や気づきなどテーマに100曲を超える楽曲を発表してきました。
そんな藍坊主の魅力は、悩みや葛藤から見いだした「哲学的であたたかい歌詞」と、ボーカルhozzyの腹からでる「男らしく力強い声」であると感じます。楽曲を聴くことで、孤独感を感じうつむきがちな気持ちに対して、生きる希望やエールを送ってくれるため、明日を前向きに生きていく活力が湧くと思います。

2011年に発売されたベスト盤「the very best of aobozu」から当たり前の幸せについて歌った「スプーン」や、母への感謝や後生に向けたメッセージがテーマの「マザー」、人を通じて感じる生きることの難しさ喜びを力説した「伝言」など、その他たくさんの魅力的な楽曲を聴いていただき、藍坊主の魅力に触れていただければよいと思います。
現在もリアルのライブやお酒をメンバーと一緒に飲みながら楽しむyoutubeでのライブ活動などを精力的に行っています。
ライブを通じてメンバーを知ることで、艱難辛苦を乗り越えた藍坊主をさらに好きになると思います。
ぜひご視聴ください!