最後まで行く

最後まで行くのレビュー・評価・感想

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最後まで行く
8

全力疾走で駆け抜けるスリルなアクション映画!

この映画は、手に汗握る展開が多く、アクションや人物描写が魅力的な作品です。

そのため、 「緊張感のある展開が好きな方」「アクションが好きな方」「人物描写が好きな方」の3点に当てはまる方にオススメの作品です!

岡田准一演じる主人公の工藤は、汚職を働いたことがある刑事であり、道徳からは外れた行動が多い人物です。映画の冒頭において、ある交通事故を起こした事により、加速度的に物語が進んでいきます。

物事が解決したと思ったら新たな危機に直面し、それを何とか乗り切ると、また新たな局面に突入する。これの繰り返しなので、とにかく、ハラハラドキドキが止まりません!

それに加えて、カーアクションなど迫力のあるシーンも多いので、そのような映画が好きな人は映画館で観るのが良いでしょう。

この映画の秀逸な所は、途中からもう1人の主人公ポジションである、綾野剛演じる矢崎が主観になるシーンを挟んでおり、工藤と矢崎のそれぞれの立場で映画を楽しめる所です。

映画の中盤で矢崎が工藤に対してかなり乱暴に振る舞うシーンがあります。正直、このシーンで工藤に同情する人は多いと思います。ですが、矢崎が主観のシーンに切り替わった後、立場や境遇を理解すると、「そりゃキレたくなるわ笑」と、今度は矢崎目線で考える人が多くなると思います。

このような登場人物の対比による人物描写や、最後まで途切れない緊張感から、アクションが好きな人にはたまらない作品となっていますので、是非ご視聴ください!