黄泉のツガイ

黄泉のツガイ

『黄泉のツガイ』とは、『鋼の錬金術師』の作者・荒川弘による伝奇バトル漫画である。『月刊少年ガンガン』2022年1月号から連載開始。物語は山奥の村落に住む少年・ユルが突然襲撃に遭うところから始まる。双子の妹・アサを守るために彼女の元にユルは向かう。そこには自称本物の妹・アサがいて奇妙な力で妹・アサを殺害。混乱の最中、ユルは村の守り神である「ツガイ」の左右様と契約して、自称本物の妹・アサを追う。迫力あるバトルとコミカル要素が人気の作品。「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」で第2位を獲得。

黄泉のツガイのレビュー・評価・感想

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黄泉のツガイ
8

荒川弘の新たな傑作!?『黄泉のツガイ』

『黄泉のツガイ』は、2022年より『月刊少年ガンガン』で連載されているファンタジー漫画です。作者はなんと『鋼の錬金術師』『銀の匙 Silver Spoon』の荒川弘です。

主人公は山奥の村で生活する少年ユルとその双子の妹アサ。ユルは日々、狩猟をしながら平穏な生活を送っています。一方のアサは何らかの理由で村の奥にある牢に閉じ込められたような生活を送っていて、外の世界とは隔絶しています。村は武装集団により襲撃を受け、静かな日常は終わりを告げます。ユルは妹アサを守るために立ち上がる決意をします。村に隠された秘密や、ユルとアサが持つ特別な力について巡る壮大な戦いが始まっていきます。

この物語の魅力は、キャラクターたちの魅力的な人間性と、ひとつひとつのエピソードが速いテンポで展開することです。ユルは狩猟の腕前はもちろん、優しさ溢れる妹思いの兄として描かれています。アサとユルとの強い絆が物語の中心となっています。
敵キャラクターたちも個性豊かで、彼らとのバトルシーンは見逃せません。物語は一貫してスピーディーに進行し、新たな謎や戦闘が次々に展開漫画を読む手が止まりません。
荒川弘の作品ではお馴染みの、細部まで丁寧に描かれたキャラクターと背景はもちろん、バトルシーンの迫力やキャラクターたちの表情描写も見どころの1つです。

「ただ普通に皆で笑って暮らしたいだけ」というユルの言葉は、彼の純粋な願いと、物語の核心を象徴していらようにも思えます。これからもの展開も楽しみです。

黄泉のツガイ
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黄泉のツガイはどんな内容?面白いのか

2021年より「月刊少年ガンガン」で連載がスタートした「黄泉のツガイ」。
鋼の錬金術師やアルスラーン戦記などで有名な荒川弘先生の作品として大注目を集めています。
物語は日本のある山奥で夜と昼を別つ双子が生まれたことから始まります。
双子のうち、少年の方は野鳥を狩るなど、大自然の中で暮らしていましたが、双子の妹のアサは「おつとめ」のため牢の中で生活。
しかしある日、村が何者かによって襲撃を受け、大切な妹が殺されてしまうのですが、何と殺した相手が…。
作中では「ツガイ」という本作の名前にもなっている存在が登場します。
それは幽霊や化け物、妖怪など様々な呼ばれ方をする二対のもの。
ツガイは主様を持ち従います。ツガイにも性格や個性があるため、作中では面白いツガイから可愛いツガイ、そして恐ろしい思考を持つツガイなど、多くのツガイが登場。
主とツガイのコンビネーションやスキンシップなども作品の魅力の一つです。
異能ファンタジーバトル漫画でありながらも、家族の愛や仲間との絆を強く感じさせてくれる「黄泉のツガイ」。
今後どのような展開になっていくのか、予測不可能な展開にあなたも一緒にハマってみてはいかがでしょうか。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。