聖の青春

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聖の青春
7

自分を持っている人

私は将棋のことはそんなに詳しくはないのですが、羽生さんとか渡辺さんとか好きな棋士がいて、村山さんのことも映画の前から知っていました。でも詳しいことはしりませんでしたし、映画を見て、そんな昔から病を抱えていたのかとびっくりしました。子どもの時に、いろいろ制限があるのはとても大変だったと思います。そして、彼のお母さんが医師に怒られているところはすごくつらかったです。そんなの気が付きにくいですよね。医師としても、もう少し早く来てくれたらといういらだちから出た言葉でしょうが、すごく嫌な言葉だなと思いました。
その後、棋士になって、制限についても自分で破ったりしていた村山氏。自分というものを大事にしていて、変わり者と思われたりしていただろうけど、周りでも彼はああだからと認めていて、本当は彼のことを好きだったのだろうなと思います。村山さんは、同時期に羽生さんという絶対的な存在がいて、それは幸せだったのか不幸せだったのかといろいろ考えました。勝てはしなくても、死に物狂いで将棋の研究ができてすごく幸せだったのかなと感じました、松山ケンイチさんは体型の変えて、村山さんを演じており、すごかったです。さすが、カメレオン俳優だと思います。