ネコマムシ（ONE PIECE）の徹底解説・考察まとめ

ネコマムシの概要

ネコマムシとは、集英社の発刊する『週刊少年ジャンプ』の大人気海賊漫画『ONE PIECE（ワンピース）』の登場人物。新世界の幻の島”ゾウ”にあるモコモ公国の”夜の王”。毛のある動物の特性を持つ種族・ミンク族であり、ネコマムシは猫のミンク。犬のミンクであるイヌアラシと昼夜交代でモコモ公国を治めている。5メートルを超える大きな身体で、ライオンのようなたてがみを持つ。喋り方は土佐弁で、任侠ヤクザのような雰囲気がある。

幼い頃に海外に興味を持ち、当時親友だったイヌアラシと共に海へ出た。しかし乗っていた船が難破し、ワノ国へと流れ着く。人外の存在だったために人々に恐れられ迫害を受けているところを、ワノ国の氏族・光月おでんに助けられた。その後行く当てがないからといって半ば押しかける形でおでんに仕えるようになる。イヌアラシやその他おでんに仕える忠臣達とあわせて、赤鞘九人男（あかざやくにんおとこ）としてワノ国にその名を轟かせた。おでんが四皇”白ひげ”エドワード・ニューゲートについてワノ国から旅立った時もイヌアラシと同行。おでんが海賊王ゴール・D・ロジャーにスカウトされた際は、共にロジャー海賊団へと移動した。旅の途中一度ワノ国に立ち寄った際に、おでんの奥方・光月（天月）トキやイヌアラシと共にワノ国へ残りおでんの帰りを待つことになる。その後光月家に恨みを持つ黒炭オロチと四皇・百獣のカイドウによってワノ国は乗っ取られ、おでんはオロチ達の手により処刑されてしまう。ネコマムシは他の赤鞘九人男達と逃げることに成功するが、途中イヌアラシと共にオロチの手の者に捕まった。イヌアラシと共に無事逃げ切ることができゾウへと戻ったが、おでんの死を巡り口論になる。顔を合わすと殺し合いを始めるほど険悪な仲になってしまい、以降20年間同じ国にいながら顔を合わせていない。

時を経てゾウに現れたおでんの子・光月モモの助や赤鞘九人男のリーダー的存在・錦えもん達と共に打倒カイドウを決意。モモの助をゾウまで連れてきた主人公モンキー・D・ルフィらと共にオロチ・カイドウを討ち、おでんの敵を取った。ワノ国が平和になった後は新たに将軍の座についたモモの助を支えるためにワノ国に残ることを決めた。

ネコマムシのプロフィール・人物像

本名：ネコマムシ
異名：ネコマムシの旦那、くじらの森の守護神、夜の王
年齢：40歳
身長：522cm
肩書き：元モコモ公国国王
所属：赤鞘九人男、元白ひげ海賊団船員、元ロジャー海賊団船員
種族：ネコのミンク
覇気：武装色（流桜）、見聞色
出身地：偉大なる航路 新世界 ゾウ モコモ公国
誕生日：11月22日（いいにゃんにゃん）
血液型：S型
好物：ラザニア、かまぼこ
嫌いな食べ物：熱い食べ物
趣味：ナイトプール
イメージ動物：猫（山猫）

CV：池田勝、関根有咲（幼少期）

5メートルを超える大きな身体を持っている。ライオンのようなたてがみを持っているが、猫のミンクである。顔の左側を縦断する大きな傷があり、いつもキセルを吸っているのが特徴。ラクダシャツに腹巻き、股引を着用しており、ヤクザものを思わせる様相である。語尾に「～ぜよ」とつけるなど喋り方は土佐弁。見た目通り気性が荒い部分があり、敵には容赦をしない。反対に身内にはとても優しい。忠義に厚く仲間思いな性格。親分肌で面倒見もよく仲間から慕われている。猫のミンクなので猫じゃらしやボールを見てはしゃいだりするし、じっとしていられない。

百獣海賊団の大幹部”大看板”のジャックとの戦いで左腕を切り落とされており、銃を義手として装着している。ただ戦法はミンク族の持つミ高い身体能力を使った体術を用いた肉弾戦が多く、銃を使って戦う様はほぼ見られない。ミンク族の特性として、「エレクトロ」という電撃を身体から発生させる技も使うことができる。またミンク族は満月を見ると真の姿「月の獅子（スーロン）」に変化することができ、ネコマムシもワノ国の戦いでその姿を見せている。全身の毛が白くなり、目が赤く変化。荒れ狂う白い獅子のような姿に変身していた。

ネコマムシの能力

月の獅子（スーロン）

ミンク族は満月を見ることで真の姿「月の獅子（スーロン）」に変身することができる。全身が白く輝く毛に覆われ、目は赤く、凶暴性がにじみ出る姿へと変貌を遂げる。「月の獅子」になると、記憶の奥底に眠る野生が呼び起こされ、さらなる力を発揮することが可能。ただ制御できるまでに鍛錬が必要であり、制御できない場合は一晩で戦い疲れて死に至る。月が出ていても目元を隠せば、元の姿に戻ることができる。

ネコマムシはワノ国での最終決戦・カイドウの居城である鬼ヶ島でカイドウやジャックと戦う時に「月の獅子」の姿になって戦った。見た目も大きく変わり、野性味あふれる荒れ狂う白い獅子のような姿に変身している。

ネコマムシの武器

ネコマムシは鋭い爪などを用いた肉弾戦が得意であり、固有の武器は持っていない様子。ただジャックに切り落とされた左腕には銃を義手として装着している。

ネコマムシの必殺技

赤猫踊（あかびょうぶ）

「月の獅子」の姿になった後、電撃「エレクトロ」をまとった爪をむき出しにして下から殴りつける技。鬼ヶ島の屋上で他の赤鞘九人男の面々と共にカイドウと戦った際に使用した。

おでん一刀流 猫笑衝突（ネコニコバーン）

「月の獅子」の姿になった状態で右腕から繰り出す強烈な薙ぎ払い。”おでん一刀流”の名を冠している。ワノ国にやってきていた四皇ビッグ・マム／シャーロット・リンリンの長男シャーロット・ペロスペローとの戦いで使用した。

ネコマムシの来歴・活躍

過去

海外へ

新世界編から33年前。当時7歳だったネコマムシは海外に興味を持ち、親友のイヌアラシと共に海へ出た。しかし乗っていた船が難破し、ワノ国へと漂着する。ネコマムシは人語を喋る化け猫と恐れられた。そしてイヌアラシと、同じくワノ国へと流れ着いていたトラフグの魚人・河松（かわまつ）と3人、人々から迫害を受けていた。そこを助けてくれたのが、当時26歳の光月おでんである。おでんに助けられたネコマムシ達は行く当てがないことからおでんの元へ押しかけ、半ば強引に家臣になった。そして錦えもんなど他のおでんの家臣達と共に立派な侍へと成長していき、後に9人のおでんの忠臣・赤鞘九人男の一人として名を轟かせることになる。

白ひげ海賊団として海へ

新世界編から30年前、ネコマムシ10歳、おでん29歳の時だった。四皇”白ひげ”エドワード・ニューゲート率いる白ひげ海賊団の船がワノ国の海岸に漂着した。以前よりワノ国の鎖国文化に懐疑的だったおでんは、これは好機と白ひげの船に無理やり着いていく。ネコマムシとイヌアラシ、おでんの家臣の一人であるイゾウは、おでん一人を行かせるわけにはいかないと、おでんの旅に同行するのだった。