星新一

星新一

星新一(ほししんいち)は1926年9月6日生まれ、東京府東京市本郷区曙町出身の日本の小説家。父は星薬科大学の創立者・星製薬の創業者である星一(ほしはじめ)。母方の大伯父に森鴎外がいる。
小松左京(こまつさきょう)や筒井康隆(つついやすたか)と合わせて「SF御三家」と呼ばれるほど、評価の高いSF作家で、『夢魔の標的』『声の網』『おかしな先祖』など数々の名作を世に送り出している。膨大な作品量でありながら、どの作品も質の高さを兼ね備えていることから、「ショートショート(掌編小説)の神様」とも呼ばれる。また『明治・父・アメリカ』や『人民は弱し 官吏は強し』といったノンフィクション作品も書いている。
SF作家として評価を受けている星だが、SFファンが選ぶ年間ベスト賞である星雲賞は一度も受賞していない。筒井康隆はこの点について、「星雲賞の母体であるSFファン・グループは10代から20代が多数を占めていたため、そういった若い世代からショート・ショートというものがたいへん軽いものと見られているのでは」としている。

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